【最終回考察】"空白の100年"の露呈が引き金...巨大な戦いとドレスローザの6つの共通点

ワンピース考察ワード:巨大な戦い 空白の100年 ドレスローザ Dの意志

Category:ワンピース考察「巨大な戦い

【最終回考察】"空白の100年"の露呈が引き金...巨大な戦いとドレスローザの6つの共通点

巨大な戦いと空白の100年

最終回考察「巨大な戦い」編 第一弾ではドレスローザ編と「巨大な戦い」との対応を確認した。「巨大な戦い」編 第二弾では、さらに詳しく「空白の100年」「巨大な王国」「Dの意志」というキーワードからドレスローザ編を読み解き、「巨大な戦い」について考察する。

研究ワード:巨大な戦い 空白の100年 ドレスローザ Dの意志
2017.08.04 最終更新 8 コメント

前回の「巨大な戦い」に関する考察

  • 「ドレスローザ編」とは「巨大な戦い編」である。
  • 「巨大な戦い」によって天竜人による支配が終わり、世界を分断する地形が消滅して「ワンピース=支配のない自由な世界」が実現する。

「巨大な戦い編」第一弾では、「ドレスローザ編」が「巨大な戦い編」と対応することを確認し、ドレスローザ編のラストで「支配のない自由な世界」が実現したことから、「巨大な戦い編」のラストには「ワンピース=支配のない自由な世界」が実現すると考察した。

「ドレスローザ編にはワンピース終盤に起こる「巨大な戦い」の全てが描かれている!」参照。

さらに、ドレスローザ編にて「巨大な戦い」が起こったきっかけを見ていこう。

シュガーの能力と「SOP作戦」が意味するもの

シュガーの能力と「SOP作戦」

ドレスローザ編でドフラミンゴを倒して「自由な世界」を実現したのはルフィであるが、そのきっかけとなったのは、ウソップと小人族トンタッタが達成した「SOP作戦」である。

ドフラミンゴの支配とはシュガーの「ホビホビの能力」による記憶の喪失に依るところが大きく、ドフラミンゴも「この国の闇の根幹(74巻740話)」と言っている。

シュガーと空白の100年

「SOP作戦」とはシュガーを気絶させ、人々の失われた記憶を取り戻すことで、共に戦う反ドフラミンゴ勢力を集めるという作戦であった。

「失われた記憶」と「空白の100年」

シュガーの能力によって「失われた記憶」が何を指すかといえば、「空白の100年」を暗示していることは明らかである。

「SOP作戦」を先導した片足の兵隊(キュロス)は「失われた記憶」を「ドレスローザの全て」と表現した(71巻709話)。同じように「空白の100年」をレイリーは「この世界の全て」と言い換えている(52巻507話)。この関係からもドレスローザ編における「失われた記憶」と「空白の100年」は対応していると考えられる。

ならば、「SOP作戦」が成功した際に起きた現象を考えれば、「空白の100年」が明けた際、世界に何が起こるかが分かるはずである。

「SOP作戦」の成功によってシュガーが気絶した際、ドレスローザに何が起こったか。

  • 1.ドフラミンゴの権威失墜
  • 2.リク王の名誉回復

つまり、ドフラミンゴとリク王の立場がひっくり返ったのである。「ひっくり返る」とは巨大な戦いのキーワードの1つでもある。

よって、「巨大な戦い編」でも同じように「空白の100年」の歴史が暴かれ、天竜人の権威は失墜すると考えられる。

「巨大な戦い」のきっかけは「空白の100年」の歴史が暴かれることであり、それによって天竜人の権威は失墜する。

ドレスローザの過去と「空白の100年」

不都合な歴史「空白の100年」とは

シュガーの能力によって「失われた記憶」が「空白の100年」を暗示するならば、空白の歴史の内容に関するヒントも描かれているはずである。

10年前にドレスローザに降り立ったドフラミンゴは、当時の国王リク・ドルドを陥れ、王への信頼を奪い、国を救う英雄を装ってドレスローザの王位に就いた。ドフラミンゴの権威が失墜した理由は「失われた記憶」のうち、「国民を騙してドレスローザの実権を握った」という過去である。

「空白の100年」に関しても同じ内容を見ることができる。オハラの考古学者クローバーのセリフを引用する。

その者達が何らかの”敵”に敗れ滅亡したと仮定するならば “敵”はその後の歴史に生き残っておるはずじゃ 奇遇なことに…”空白の100年”が明けた今から800年前 その時ちょうど誕生したのが「世界政府」 “滅びた者達”の”敵”がもし現在の「世界政府」ならば “空白の100年”とは「世界政府」の手によってもみ消された不都合な歴史とも考えられる…!!!(ワンピース41巻395話)

このセリフの「その者達」とは「かつて栄えた巨大な王国」のことを指しており、クローバーの仮説が正しいとすると、世界政府は巨大な王国を滅ぼし、世界の実権を握った。世界政府が誕生したのは「空白の100年」が明けた直後であるから、その過程は不明である。

ドフラミンゴが王位を奪った事件と照らし合わせるならば、その関係は

10年前のドレスローザ:リク王 → 不正に王位を奪う → ドフラミンゴ
空白の100年:巨大な王国 → 「空白の100年(不都合な歴史)」 → 世界政府

となり、この2つが対応しているならば、「空白の100年」とは、世界政府が世界の実権を握るために「巨大な王国」を滅ぼした過程であると導き出せる。それが「不都合な歴史」であるということは、世界政府はドフラミンゴと同じように、巨大な王国を陥れて滅ぼした可能性がある。

「空白の100年」とは世界政府が「巨大な王国」を陥れて世界の実権を握った過程という「不都合な歴史」である。

リク王家の思想から「巨大な王国」を考える

リク王家の思想と「巨大な王国」

さらに、このリク王家と「巨大な王国」の関係から、「かつて栄えた巨大な王国」がどのような王国であったかを考えてみたい。

クローバーの仮説では、「巨大な王国」の敵は「後に『世界政府』と名乗る連合国」とされており(41巻395話)、ドレスローザ編にて800年前にドンキホーテ一族の支配したドレスローザは20の国の連合国の一つであった事が判明した(73巻722話)。ここから考えられる対応関係は

リク王家の治めるドレスローザ巨大な王国
ドンキホーテの治めるドレスローザ連合国

である。この関係を考慮すると、78巻778話のセリフは意味深である。

ピーカ「貴様の様な平和主義者では国は守れなかったという事実を忘れたか!!! 国とは”武力”だ 敵を滅せねェ奴が 王になる資格もない!!!」(中略)
リク・ドルド「殺人を犯さなければ生きてはいかんと言うのなら 私は進んで死を選ぶ!!! 殺戮国家に未来などない!!!!」
ピーカ「だから善人は歴史に名を残せない!! お前の様に死んでゆくからだ!!!」(ワンピース78巻778話)

800年続くリク王家の思想を受け継ぐリク・ドルドに対し、「歴史に名を残せない」とは少々飛躍する表現である。しかし、このシーンが描かれた778話の扉絵は「ジンベエの海峡一人旅シリーズ」でポーネグリフが描かれた回であるから、ここでの「歴史」とは「空白の100年」を暗示し、歴史そのものと共に抹消された「巨大な王国」との対応を表していると考えられる。

また、「平和主義者」といえば、過去に政府の人間兵器「パシフィスタ」の名を聞いたロビンが「平和主義者(パシフィスタ)」と漢字を当て、意味深な反応を見せていた(52巻511話)ことから、「平和主義者」という言葉はポーネグリフに書かれている可能性がある。

そこで、778話のセリフ及び、ドレスローザ編に描かれた両者の思想をまとめると

リク王家(巨大な王国の思想)

  • 平和の真意を知る(777話)
  • 戦わない国・平和主義者
  • 多民族との共生(726話)
←敵対→

ドンキホーテ一族(連合国の思想)

  • 殺戮国家
  • 国とは武力
  • 多民族を従属させる(726話)

となり、巨大な王国とは「非暴力・平和・共生」の思想を持ち、連合国側の思想とは「武力・殺戮・支配」という相反する思想を持っていた可能性がある。

ならば、「空白の100年」に「巨大な王国」は「戦わない」という姿勢を貫き連合国に敗れたと考えられる。連合国は武力で「巨大な王国」を滅ぼして世界の実権を握ったが、その歴史が暴かれることによって、その末裔である天竜人の権威が失墜し、巨大な戦いが起こるのではないか。

「巨大な王国」の詳細については「空白の100年編」で考察するが、ここでは、ドレスローザ編において、リク王家とドンキホーテ一族が「巨大な王国」と「連合国」との関係を暗示しているという点を確認するだけに留めておく。

ドレスローザ編に描かれた「Dの意志」

「巨大な王国」がリク王家と対応しているとすれば、ドレスローザ編にはルフィやローの他に「D」を暗示する人物も登場しているはずである。

「Dの意志編」で考察しているが、「Dの意志」とは「自由を実現する意志である」とした。「Dの意志の正体とその本当の意味!Dの引き起こす巨大な戦いとは」を参照。

ドレスローザ編で同じ同じ目的を持つ人物がいた。「SOP作戦」を指揮した片足の兵隊(キュロス)である。

キュロスとDの意志

片足の兵隊「この戦いは!! 10年前!! 無念の内に退位されたリク王の名誉と我々の自由を取り戻す為の戦いである」(ワンピース73巻722話)

ならば、キュロスは巨大な戦い編での「D」を暗示する人物ではないか。以下に「D」との共通点と思われるものを挙げる。

  • 「自由」のために戦う
  • 王族の関係者
  • 歴史を背負って「巨大な戦い」を起こす
  • 天竜人の天敵

「D」とは「歴史にかかわる大問題(32巻301話)」とされていることから、「巨大な王国」と深い関係があると思われるが、キュロスもリク王家に近い人物である。

また、Dは歴史を背負って「巨大な戦い」を起こすとされている。先にも見た通り、キュロスはドレスローザの過去を背負い、ドレスローザ編における「巨大な戦い」のきっかけとなった「SOP作戦」を指揮した。

さらに、ドレスローザ編で「D」とは天竜人の天敵であると判明した(77巻764話)が、片足の兵隊は「国でただ一人ドンキホーテファミリーに”反撃できるオモチャ”」であり(74巻739話)、元天竜人ドフラミンゴの「天敵」と言える。

よって、ドレスローザ編には「D」を名に持つルフィとローの他に、キュロスもまた、「D」を暗示する人物として描かれている。キュロスがドレスローザの戦いで重要な役割を担ったように、「D」とは「巨大な戦い」を引き起こす鍵となるだろう。

Dは巨大な王国の関係者であり、自由を取り戻すために「巨大な戦い」を起こす。

ドレスローザ編を踏まえて「巨大な戦い」を考える

ここで、「巨大な戦い編」第一弾から確認してきた「ドレスローザ編」と「巨大な戦い編」の対応関係をまとめる。

ドレスローザ編

  • ドフラミンゴ
  • 鳥かご
  • 失われた記憶
  • キュロス
  • リク王家の国
  • ドンキホーテ一族
- 対応 -

巨大な戦い編

  • 天竜人
  • 世界の地形
  • 空白の100年
  • Dの意志
  • 巨大な王国
  • 連合国

この関係を考慮して、「巨大な戦い」の流れを考えると以下のようになる。

ドレスローザ編

キュロスSOP作戦失われた記憶が戻り悪事が暴かれる巨大な戦いドフラミンゴ討伐鳥かご消滅

巨大な戦い編

Dの意志空白の100年を暴く巨大な戦い天竜人討伐世界の地形が変動

以上のことをまとめる。

まず、ワンピースの物語終盤に「空白の100年」の歴史が暴かれる。「空白の100年」とは800年前、「巨大な王国」を滅ぼした連合国が世界の実権を握るきっかけとなった「不都合な歴史」である。その歴史の暴露により、連合国王族の末裔である天竜人の権威が失墜し、世界中で反乱が起こる。Dの名を持つ者が「巨大な王国」の無念を引き継ぎ、人々の自由を勝ち取るために世界中を巻き込んで「巨大な戦い」を引き起こす。その戦いによって、天竜人は討伐され、世界の地形は変動し、「ワンピース=支配のない自由な世界」が実現する。

ここまでの考察では「巨大な戦い」によって実現するとした「ワンピース」の実現方法が分からないが、第二弾では「古代兵器」という視点からドレスローザ編を読み解くことで明らかにする。

この考察を友達にもシェア!

現在の意見数: 8コメント
みんなの意見を読む

ワンピース「巨大な戦い」考察  研究ワード:巨大な戦い 空白の100年 ドレスローザ Dの意志

巨大な戦いと空白の100年

最終回考察「巨大な戦い」編 第一弾ではドレスローザ編と「巨大な戦い」との対応を確認した。「巨大な戦い」編 第二弾では、さらに詳しく「空白の100年」「巨大な王国」「Dの意志」というキーワードからドレスローザ編を読み解き、「巨大な戦い」について考察する。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

あなたもこの記事にコメントしてみませんか?

キャラ 下の数字を半角で入力してください
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
  • 面白い考察ありがとうございました。
    ドレスローザと巨大な戦いが対応しているなら
    ドレスローザと対比していたアラバスタ編、特にクロコダイルの野望であった「ユートピア建国」も「巨大な戦い」に対して、意味深いものだと思いました。
    ユートピア建国に伴いプルトンを入手し、世界政府の支配から離れられる程の
    「軍事力」の獲得。このクロコダイルの野望の裏には、ピーカの台詞であったような
    歴史に名を残せなかった善人がクロコダイルの原動力になっているのかな…と思ってみたり。いろいろと妄想が広がりました。

    みんなでワンピ@ようつべ 2017.07.01 No.5380

  • ドレスローザの戦いが来るべき巨大な戦いと相関関係にあるのなら、一つ別の場所の謎が解けるかもしれません。

    それはリク王家でありながら、ドンキホーテファミリーに組みしていたヴィオラ王女(ヴァイオレット)に相当する誰かが世界政府にも存在するということ。
    これは世界政府の成り立ちを考えると、全くの未知の新キャラでないのならアラバスタのネフェルタリ王家でしょう。理由は簡単。世界政府の創造主(言わばドンキホーテファミリーの幹部に相当)でありながら、世界政府を裏切ってルフィサイドに付くフラグがビンビンだからです。

    この仮説が正しいなら、逆説的にネフェルタリ王家の出自となぜ古代兵器プルトンを所持しているのかに一つの仮説が立てられます。
    それは「かつての巨大な王国でプルトンを所持していたネフェルタリ王家は王国を裏切って世界政府についた」という仮説です。
    コレが正しいなら、プルトン(の書かれたポーネグリフ)の管理をアラバスタ王国が担っていた説明がつくんですよね。

    saimon 2017.05.21 No.5373

  • ということは、ですよ。
    世界の真実を知ったルフィ達の近くに映像デンデン虫が必要だよね?
    真実を知っても世界に発信しないと。
    なら、何故そこに映像デンデン虫がいるのか。
    そもそもどういった時に映像デンデン虫が世界中継するのか。
    と、いうことだよね?

    きよ 2017.05.06 No.5371

  • ツイッターって活動してない感じですか?考古学のアカウントの方にリプしてるんで、よかったらそっちも見てみてください

    無職 2017.05.01 No.5370

  • ツイッターの方に

    ONE PIECE 2017.05.01 No.5369

  • 5348に賛成で天竜人だけじゃなくて五老星何なんか握ってそうなんだよね・・・

    ONE PIECE 2017.03.10 No.5349

  • 読んでて思ったんですけど、
    世界政府との巨大な戦いに勝つ
    →地形とか支配とかの点で自由な世界
    になるならば、
    もしかして、
    レッドラインとかグランドラインの特別な海流は五老星の悪魔の実の力で作られたもので
    巨大な戦いで五老星も一緒に倒すことで
    悪魔の実で作られたレッドラインとかグランドラインの特別な海流がなくなり、
    自由な世界になるってことはないですかね?
    長文失礼しました!

    Noname 2017.03.10 No.5348

  • 連載読んでて意味ありげなセリフ多いなと思ってた

    ONE PIECE 2017.03.07 No.5346

ワンピース王検定

全国ワンピース検定を受験しました!

ワンピースに関するクイズを出題している「全国ワンピース検定」を受験しました。

ワンピースに関する知識に自信のある方はぜひ挑戦してみてください。

受験する

アクセス数


コメント数:5386 件 
現在 人が閲覧中

最新の考察

TOP